喧嘩夫婦の会話vs幸せ夫婦の会話の違いを知ろう
仲良くしたいのに、すぐ喧嘩になっちゃう。
いつからこんなになっちゃったんだろう
幸せになりたくて、一緒に幸せになろうと思って結婚したはずなのに、気付けば文句や喧嘩ばかり。
なんでだろうなぁ、と考えても結局答えはわからない、そんな夫婦の会話と関係を変えるきっかけになる考え方について分かりやすく具体的に書かれた記事です。
この記事で分かること
●喧嘩夫婦と幸せ夫婦の会話の違い
●幸せ夫婦が知っている会話への考え方
●我慢によって起こること
●我慢をすることの弊害
●夫婦喧嘩をなくす3つのポイント
●喧嘩は相手を責めるためのものではなく、自分を知り、相手を知るためのものだということ
喧嘩夫婦vs幸せ夫婦の会話の違い
すぐにぶつかり合って喧嘩になる夫婦と、会話によって夫婦仲が深まる夫婦の違いはどこにあるのでしょうか?
喧嘩になってしまう夫婦の会話
最初に、最近よく口喧嘩をしてしまう、くま・うさぎ夫婦の会話を聞いてみましょう。
家は戸建てを買いたいよね
えー。賃貸でいいし、マンションの方が楽じゃない?
まただ。うさぎさんは、いつだってこっちの意見否定してくるよね
自分だって、こっちの意見なんて聞こうともしないじゃない!
なんだかあっという間に険悪なムードになってきました💦
でも、くまさんも、うさぎさんもただ自分の意見を言っただけ、、なんですよね。
どうしてこんなことになってしまうのでしょう?
何が起こったんだろう?
起こったこと
ここでは、家を買うか・借りるか、についてお互いに
違う考えを持っていて、自分の意見を伝えた
↓
自分の意見を否定された
と思った。
さらにそれにまつわる日々の
不満な思いの積み重ねを
すぐにそのまま言葉に表して
しまい喧嘩になった
人それぞれに考えも意見も違います。
そのため、それを表現すること自体は、相手の意見を否定するということではありません。
ですが
「人それぞれ考えや意見は違う」
だからこそ
「それを前提にして考えや意見を上手に交換する」ということがコミュニケーションの神髄でもあり、練習が必要なところなのです。
クマさんも、うさぎさんも、一緒にいたくない相手とはこれから引っ越してまで一緒に住もうとは思いませんよね。
「一緒に住みたい」と心の底で願っているからこそ、この会話が生まれるわけですが、本音とは裏腹にうまく表現することができずに関係が壊れてしまうなら、それはとても悲しいことです。
ウサギさんとクマさんの会話から学ぶ、喧嘩になる夫婦の会話を避けるこつ
- 考え・意見は一人一人違うという前提を忘れない
- だからこそ、考え・意見を上手に交換する必要がある
- 意見が違うことは、自分を否定されているということではない
- 自分が不満に思う気持ちは、考えや意見の交換がうまくできていないことが原因の可能性もある
- 不満のぶつけかたにも考える余地がある
喧嘩にならない夫婦の会話
一方、白黒猫夫妻の夫婦の会話です。
家は戸建てを買いたいよね。
そっかー。
戸建て買うのは憧れるよね。
だけど、何かあった時に動きやすいから賃貸もよくない?
あと、マンションの方が楽じゃない?
そうだね、確かに突然コロナ渦が来て、実際にライフスタイル変わったしね。
DIYに目覚めたのもそれがきっかけだけど、庭とか家の中でもっと自由にDIYをするには買った方がいいなあと思って。
そうだったね。
黒猫さん、DIY好きだもんね。
この前作ってくれたテーブルもぴったりで素敵だったし、これからも作ってね。
だけどやっぱり身軽でいたい気持ちも強いなあ。
悩ましいね。
猫夫妻も、くま・うさぎ夫婦と同じように、自分の意見はしっかりと言っていますが、喧嘩にはなりません。
先ほどのポイントを思い出しながら、猫夫妻の会話について振り返ってみましょう。
猫夫婦の会話のポイント
・「考え・意見は一人一人違うという前提」が頭にあり
・「意見が違うからといって自分を否定された」とは考えず
・「考え・意見を上手に交換する必要性」を理解している
このように感じられたでしょうか。
そして、プラスのポイントです。
気づきましたか?
それだけでも全然印象が違いますよね😊
今回の猫夫妻の会話は、お互いに
相手の思いを受けて
さらに出てきた
”もう1つ先の自分の思いも出し合いつつ”
”2人にとってどのような選択肢があるかを探っていく”
ような方向に会話が進んでいます。
ここで、考え方をもう一つ先に進めましょう。
次にある喧嘩にならない夫婦の会話のパターン4つを見て下さい。
喧嘩にならない夫婦の会話
- (二人ともが違いがあることを前提にしており)違いが問題にならない
- どちらかが相手の主張を前向きに受け入れる
- 違いを建設的に乗り越える
- どちらかが我慢をする
猫夫妻の会話は、1番→3番の考え方が取り入れられています。
意見の違いがあることが意識の前提にあるため、意見が違うこと自体は問題になっていません。
次に、違う2人の意見を踏まえてどうしていこうか、と考えています。
一方、その場では喧嘩にならないかもしれませんが、懸念される問題の残るのが4番です。
4番は、二人の間に見えない火種としてくすぶり、後々問題になってしまう可能性を秘めています。
夫婦の会話で我慢をするということ
ここで一度立ち止まりましょう。
「どちらかが我慢をした場合」
これは言いかえると
”不本意に”意見や想いを抑え、相手に決定権を譲った
ということです。
「喧嘩になるよりは自分が譲った方がいい」という価値観を持つ方もいますし、「相手に譲るのが大人だ」という価値観もあれば、譲らないので仕方なく譲ったということも起こるでしょう。
ここで知っておかなければならないことは、
意識(認識)した上で我慢を選ぶ場合だけでなく、”自然と選んでしまったために本音の部分では不満がある”ということを認識していない場合もある
ということです。
そして、その不満は自分でも気づかないうちに、自分の心に少しずつたまっていきます。
そのたまった不満は2つの方法で出てきます。
- 嫌味など
- ある時爆発
嫌味などを通して出てくる場合は、自分でも不満が出ているという認識をしていないこともよくあります。
さらにそれは、自分でも意識しない形でその後の2人の関係性にじわりじわりとダメージを与えていきます。
また、何かをきっかけにして爆発した場合には、取り返しのつかなくなることもあります。
我慢をする時はそれなりの事情があるものです。
しかしながら、我慢をしなくても喧嘩をせずに、本音を伝えあえる関係を創っていくことができます。
次のページでは、その考え方を見ていきましょう。