「今日と同じ明日が来ること」から分かる自分の本音
この記事では、「明日が来ること」に意識を向けると、自分が心から求めてる幸せに向かうきっかけを掴むことができるということについて書かれています。

明日が楽しみだなー

明日が来てほしくないな・・
今のあなたは、どちらですか?
「明日が来ること」を意識する時
「明日が来ること」について考えたことは誰でもありますよね。
「明日が来ること」を意識するときには、2つのパターンがあります。
①「明日が来る」ことが嬉しいとき
遠足や運動会など、多くの人にとって子供の頃のイベントごとは楽しみだったのではないでしょうか。
大人になってからは、好きな人と初めてデートの約束が待っているときやいよいよ明日が結婚式だという時。それ以外にも推しのコンサートや行きたかったお店でのランチなど、ワクワクする気持ちとともに明日が待ち遠しいと思うこともあります。
そんなふうに、自分にとって楽しみなことが待っている時に「明日が来ること」について意識をします。
②「明日が来る」ことが嫌なとき
逆に、運動会が嫌だったり、仕事でお客さんにお詫びに行かなければならない時、嫌なことは人それぞれですが、緊張することも含めて自分にとってネガティブな思いを抱くことが翌日に待っている時にも「明日が来ること」について意識をします。
「明日が来ることが嫌だ」と思うのが一日や数日だけのことの場合は、あまり問題にはならないかもしれません。
でも、長期間にわたっているときほどつらい状況ですよね。
「明日が来ること」を意識しない時
これまで、明日が来ることについて意識をする時を考えてきました。
嬉しいとき、嫌な時に「明日が来ること」を意識するのでした。
ということは、逆に考えると、このように考えることができます。
私たちの日常は、毎日いろいろなことが起こります。
でも、怒る出来事がそこまで嫌ではなく、そこまで浮かれることもない。
つまり、心が穏やかな状態だということです。
「感情を、上げもせず、下げもしない」仏陀の教えとして「反応しない練習」というような本も求められる世の中です。
「明日を意識しない」ときは、期待もしすぎず、明日を心配したりもせず、心の平穏を保てているということです。
「明日が来ること」への思いから分かること
毎日穏やかに過ごせればいいのかもしれませんが、人生の中ではそういう風にできない時期もあります。
明日に待っている状況や、今いる自分の環境がつらいときに、「今日と同じ明日が来ること」に嫌悪感や恐怖や悲しみを覚えます。
明日が来なければいいのに・・・
全然違う明日がくればいいのにと思うこともあります。
でも、だからといって大きく明日を変えることも簡単にはできません。
明日を変える一歩を踏み出すのは難しいものだから悩むのですよね。
明日が来ることがつらいときに思うこと
明日が来ることをつらく思う時、
たとえば
😢朝、起きた時からつらい
😢頑張っても報われない
😢感謝したり認めてももらえるわけでもないし
😢何のためにこの毎日を送るんだろう・・
😢自分が好きものって何だったっけ
😢もう頑張り方も分からない
など、悲しく、ネガティブに思いながらも
でも、仕事をやめたら生きていけない
パートナーは全然助けにならない
離婚したら子どものことが心配
誰かに話せるようなことでもない
結局一人で頑張らないと
などと考え、自分を奮い立たせることもあります。
このように思う日が毎日続くと、光の見えない暗闇をさまよっているように思うこともあるでしょう。
そんな時に知ってほしい考え方を1つご紹介します。
明日が来るのがつらいときの考え方
最初に、もし、今も嫌なこと、辛いこともたくさんあるけれど、昔よりはましだと思えるなら、それもいいのかもしれませんね。
つらい渦中にいる時は、人間の思考の幅(視野)は狭くなってしまいます。
本当は物事にはいい面も悪い面も中立な面もありますが、悪い面しか見えにくくなってしまうのです。
でも、今、あなたが昔よりはましだと思えるなら、物事のいい面も見ることができていると、自分をほめてあげてください。
明日が来るのが嫌だけど、昔よりはましかもしれない。
そう思うだけで、少し肩の力が抜けて、例えば人の助けや子供の成長だったり、昔はなくて今はある、目に見えるもの・見えないもの共ににありがたみを感じやすくなります。
世の中の全てがあなたの敵というわけではありません。
そう感じられるだけでも、つらさはほんの少しでも軽くなります。
一方、昔も辛かったけど、今はそれよりつらいと思うなら、それもある意味では、いいのです。
なぜなら
自分が心から何を嫌だと思っているのか、つまり、どんな価値観・状況を心からの底から欲しているのかが分かるから
なのです。
自分が心から望むものが分かってはじめて、今の自分の価値観や欲しい未来がみえてきます。
もしかすると、あなたは今、昔、辛かったことから一歩を踏み出せたように、今も一歩を踏み出す時期に来ているのかもしれません。
すると、未来について心配になるかもしれませんが、未来よりもまず大切なのは、そのプロセスです。
「明日が来ること」への思いを変えるには
明日が来るのが嫌だ、何かを変えたいと思うなら、まずは自分が心の底から求めているものを受け止めてあげることが始まりです。
それには心の声を聴く必要がありますが、それについてはこちらも参考にしてください。
家族の幸せ。
自分の幸せ。
両方が同じように大切です。
「夫婦の対話の練習帳」では、夫婦関係をきっかけに自分も夫婦も幸せに導くための考え方や具体的な方法について書かれた記事が他にもあります。幸せに生きるための手助けにしてもらえたら嬉しいです。