夫婦問題の悩みから抜け出し自分らしい未来に進む思考法【保存版】
夫婦のこと。自分のこと。
”現状を変えたい”と思っているけれど、未来のことなんて考えられないくらい「今がつらい」という方もいらっしゃるでしょう。
そのように、今のことだけで精一杯になってしまう時期もあります。
でも、もしも、ただただ現状について悩む、その時期を抜け出したい、未来を今と違うものにしたい!と強く思うなら、今回の記事をぜひ参考にしてくださいね。
この記事では、悩みから抜け出して、願う未来に向けて進むための思考方法とステップについて書いています。
夫婦の悩みからの脱却=現状とは違う未来を実現させること
悩みから抜け出すということは、今とは違う未来を実現させるということです。
そのために、まずは、今”悩んでいること・考えていること”それそのものについて考えてみましょう。
悩みについて考える2つの視点
この2つの文章について、どのように感じましたか?
よく考えてみてくださいね。
同じように”悩み”について考えていますが、この発想の違いが未来を変えます。
夫婦の悩み(現状)について考える視点
例えば、「床に物を置かないでほしいと毎回言うのに聞いてもらえない」
「ありがとうを言わないのが嫌だ」。
このような日常の小さなことから自分はなぜ結婚してしまったのだろう・・と、大きなことまで自分が嫌なこと、不満に思うことについて考えることです。
今の夫婦間の悩みを生み出している状況について、何があなたをそんなに苦しめているのか、何があなたをそうさせているのでしょうか。
あなたは、パートナーのどんなところを嫌だと思っているのでしょうか。
まずはそれと向き合わなければなりません。
誰にとってもある一定期間は必要な時間ですが、ずっと悩みについて考え続けるあなたでいたいでしょうか。
夫婦と私の未来について考える視点
先ほど、”悩み”自体について向き合うこと、考える時間も必要だと書きました。
でも、悩みについて悩み続けても解決しません。
とても簡単なことですが、悩みの沼にはまっているときは
自分が”悩み”(現状の嫌なこと)について考えているのか
悩みから出る方法について考えているのか
分からなくなってしまうものです。
だから、”思考”の仕方を学ぶことがとても大切なのです。
悩みから抜け出す方向に思考を向けるためには慣れ(トレーニング)が必要です。
だからと言って、慣れてきたら悩みについて考えるステップは飛ばせるかというと、そうではありません。
未来を考えていくために、今の悩みにじっくりと向き合う。その中で、自分が何を嫌だと思い、何を望むのかを明確にしていくことが必要なのです。
悩みから抜け出し望む未来に向かって進むステップ
悩みをもとに未来を考えていくためには、悩みについて考える時間が必要なことはご説明をしましたが、できるならはやく悩みについて悩むステップから抜け出したいですよね。
ですが、残念ながら、私たち人間はそんなに単純ではないようで、簡単にいかないものです。
そこで、次は、”悩み”自体について考える段階から一歩を踏み出し、未来に向けて歩みだすための方法をお伝えします。
①嘆くこと
まずは、嘆くことです。
思い切り、現状の辛さ、悲しみを嘆くことです。自分がつらいと思っていること、自分が嫌だと思っていること、本当は自分が我慢していることを自分自身が受け止め、認めてあげることです。
最初は、なぜ辛いのかもわからないかもしれません。
でも、まずは、今あなたが”つらい”と思っている、ただ、そのことを認めてあげる、そして嘆くことがスタートなのです。
②嫌だと思うことを明確にすること
嘆いたからと言って、辛い状況が1日で変わるわけではありません。残念ながら、しばらくは続くでしょう。でも、明けない夜というものもないのです。
途中、何度も嘆くこともあったとしても、その割合を少しずつ変えていくのです。少しずつ、あいまいでぼんやりとしている状態から自分が”嫌だ”と思うものの輪郭を見つけ、その核にあるものは何なのかを少しずつ見つけていくことです。
それが次のステップです。
本当は嫌だと思っていることも、すぐに分からないことも多いものです。
不思議なもので、人には自分で見ないようにしている、気付かないようにしていることもあります。それは、自分を守るために自分が行っていることです。いずれはそんな自分も受け入れられる時がきますが、こういった場合はこのステップを抜け出すまでに特に時間がかかります。
それでも、前に進みたいかどうか、あなたが心から求める状況に変化を望むどうかは、ほかの誰でもなくあなた自身がゆっくりと決めていけばよいのです。
③望む未来が何かを探すこと
自分が嫌だと思う価値観が明確になると、そのまま求める価値観や状況が明確になることもあります。
でも、たいていの場合は、改めて自分の望む未来を明確化することが必要になってきます。ここでいう未来の明確化とは、”心から願うもの・心から欲するもの”になります。
例えば、人に嘘をつくことのある人たちの環境にいることが苦しかったのなら、「正直な人たちの中で生きていきたい」になるかもしれません。
「自分の意見が言えない」ことがつらかったのなら、「お互いに自由に意見を交換できる」なのかもしれません。
これは、何かわかりやすい指標があるわけでもありません。ですが、最終的にはご自分の中でははっきりとしたものになります。
ただし、”意識”(自分がはっきりと認識)の上で明確になるとは限りません。「無意識」の部分で理解し、「意識」で理解しないまま走る人もいます。
この場合、時間が経ったときに残念な結果が生まれます。
第三者から見ると、その人が当時不満に思っていたことが解決され、望んでいた状況を手にしているように見える状況があります。
でも、ご本人自身にそもそも自分の求めるもの(ゴール)の「意識」ができていないと、それが叶った時にも、自分が得たかったものが得られているという認識をしにくいために、ずっと不満を持ち続けることになるからです。
そのため、はじめは難しいですが、自分はどんな状況、価値観を得たいのかをしっかりと認識するようにしておくことをお勧めします。
④ネガティブキャンペーンを終えること
悩みから抜け出すために、まずは「現状が嫌だ」と嘆き、嫌だと思うことを明確にすること、そして自分が望む未来(大切にしたい価値観)を自分でしっかりと認識するステップを踏んできました。
慣れるまではここまで来ることにも大変な努力と苦しみを伴いますし、時間もかかります。
それでも、頑張って進んできました。
でも、せっかく進んできたのに、人によってはこの関門を超えられずに悩みの状況から抜け出せないこともあります。
その関門が、このネガティブキャンペーンです。
言葉にしているかどうかは関係ありません。心の中のこのような発想たちが「ネガティブキャンペーン」を打ち出し続けている間は、前に進むことは難しいでしょう。
誰しも、不安や怖れはあります。それでこそ人間です。でも、それらに実体はありません。
自分の願いも、不安もどちらも最初は実体がありません。
でも、どちらをとるかで現実はその方向で作られていきます。
年齢が、、とか私なんか・・と思って動かなかったら、動かない現実が作られるよね。
想いを叶えるんだ、と動いたら、その現実に向かって動いていくよね。
あなたは、どちらの思いでこれからの現実を創っていきますか?
では次に、この「ネガティブキャンペーン」を終わらせ方をみていきましょう。
ネガティブキャンペーンの終わらせ方
ネガティブキャンペーンの終わらせ方は2つです。
- 自分の思考に気づくトレーニングをする
- ネガティブキャンペーンでは未来が叶わないことを突然悟る
①自分の思考に気づくトレーニングをする
1つは、地道に、自分が「どうせ・・」など不安や否定の思考を浮かべたと思ったらそれに気づくことです。
不安や怖れの気持ちに気づきつつも、一歩一歩前に進んでいく。これを繰り返すことです。
すると、振り返った時にはいつの間にか何かが変わっています。
何かとは、状況や、あなたの何かのスキル、思考の上手さ、サポートしてくれる人など、外からは見えない、見えにくいものかもしれません。
でも、それに気づくと悩みの状況は変わらないように見えても、まったく違う感覚を持てたり、全く違う側面が見えてくるようにもなります。
そうすると、いつの間にか、不安や怖れの感情は生きている以上なくならないけれど、それに支配されるネガティブキャンペーンはもう自分の中からはなくなっています。
②突然悟る
ネガティブキャンペーンが終わらず、ずっと同じところをぐるぐるし、動けずにいた方の心の霧が突然晴れ、陽が差し込むということがあります。
きっかけは、こちらの発した言葉だったり、はたからは関係のないように見えることだったりすることもあります。
この時、悩んでいらっしゃる方の中で、点と点が結ばれた瞬間に”はっ”とした気づきが生まれ、それが一つの終わりとなり、新たなステージへの扉が開かれるのです。
そのように思うかもしれませんが、そうではないから皆悩むのですよね。
自分の進む道は、自分で答えを導き出す必要があるのが人間というものなのだなといつも思います。
自分で気づく、自分で腑に落ちる、目から鱗が落ちるタイミング、というのが人それぞれありますし、大切なことは、自分で答えを発見することです。
⑤それでも悩みから抜け出せない日々を受け入れること
「ネガティブキャンペーン」が終わると、そこからは望んでいた未来に向かって、前の段階よりは目に見えやすい試行錯誤が始まっていきます。
それでも、変化を起こすことに対する不安や怖れや葛藤、どうやったらいいかわからない・・新しい悩みは次から次にやってきます。
悩みはなくなりませんが、そうこうするうちに年月が経ちます。3か月、1年、2年、3年・・・3年もたてば以前と同じ状況ということはあまりありません。
自分の考え方も、状況も、スキルも、変わるのは少しずつです。
悩んだ分だけすぐに変わってほしいと思う強い希望は十分に理解できますが、そのエゴは今は脇にそっとおいておきましょう。
⑥悩みから抜け出し、願っていた未来が叶ったことを認識すること
③望む未来が何かを探すことのところで書きましたが、そもそも自分の求めるもの(ゴール)の「意識」ができていないと、それが叶った時にも認識をしにくいために、ずっと不満を持ち続けることになります。
私たちのここ最近の社会は、「点数」「合格」「入学」「卒業」「入社」「退社」「結婚」「離婚」「資格」などの外からも分かりやすい指標を重視してきました。
でも、私たちにとって外部から見える指標がすべてではありません。
「離婚」や「転職」など外からも分かりやすい指標があれば達成したかどうか、つまり叶ったかどうかを判断しやすいですが、「自分の意見が言えない」ことがつらく「お互いに自由に意見を交換できる」関係を求めていたのなら、それは自分自身がゴールを設定し認識していなければ、ほかの誰もあなたの願いがかなったかどうかはわかりません。
人間は、常に新しいことを悩み続けるため、現時点での新しいことを悩んでいます。以前悩んでいたことが解消されていることには、敢えて目を向けなければ気づかないことだって起こります。(このように文字で読むと信じられませんが、よくあることです)
さらに、人間は忘却の生き物でもあります。これもまた信じがたいことですが、毎日眠れないくらい悩んでいたことすら忘れることだってあるのです。
友人と話していて、そういったことに気づかされた経験はありませんか?
だから、最初に自分にとってのゴールを設定し、それがどの程度叶ったか、意識的になる必要があるのです。
悩みは自分の望む未来を教えてくれるもの
これまで、悩みの沼から抜け出し望む未来にむかって進むステップを見てきました。
原点に戻ると、悩みがなければここまで「自分は何が嫌なのか」「何を変えたいのか」「何を望んでいるのか」と考えたでしょうか。
このように考えると、”悩みが、自分が望む未来を教えてくれた”と捉えることはできませんか?
どのように考えてもよいのです。
ただ、どうせ悩むのであれば、
”悩みは自分の願いを教えてくれるもの”だと思い
では、”何を教えてくれようとしているのだろう?”
と考えた方が、気持ちも未来も明るくなる
と思いませんか?
現状から抜け出すために心の声を聴き未来に進もう
今回は、今の夫婦関係の悩みから抜け出して自分らしく生きる考え方と望む未来に進むための手引きとして、悩む自分を一歩客観的に外から見た視点からどのようなステップを踏んでいけばよいのかを書きました。
このように、頭で流れや考え方は分かっても、実際に目の前の問題や自分のことになるとどうしていいのかがわからなくなってしまいますよね。
だからこそ、悩みの沼から抜け出し、進みたい未来を見つけ、そこに向かって共に伴走をしてくれる人がいてくれると心強くはありませんか?
今、あなたの心はどんなことを伝えたいですか?ぜひ、あなたの心の声を聴かせてください。一緒に、あなたの願う未来に向かって進みましょう。